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バスケにドリーム・チームってありますよね。完全無欠、敵なしのアメリカ代表チーム。あれのフュージョン/クロスオーヴァー版がステップス・アヘッドです。マイク・マイニエリ(vib)、マイケル・ブレッカー(ts)らが中心となって、80年代を嵐のように駆け抜けたユニット……。
もともとは、前述二人が中心となって、N.Y.で精力的に行われていた普通のセッション活動。それがいつしか「フュージョン・プレイヤーが4ビートを演奏する」ということで話題を呼び、ある日本人(誰かは不明)が「日本でライヴやレコーディングをして見ないか?」と話をもちかけた。——スポンサーは日本人ってわけだ。そして、六本木ピットインにてそれが実現。初期メンバーはマイニエリ、ブレッカー、ドン・グロルニック(p)、エディ・ゴメス(b)、スティーヴ・ガット(dr)の5人。この模様は『スモーキン・イン・ザ・ピット』というアルバムにおさめられている。その後、マイニエリを中心にパーマネント・グループとして活動していくことになるが、既にステップスというバンドが存在していたため、ステップス・アヘッドと改名して再スタートを切った。アコースティックが信条であったサウンドも、徐々に得意分野であるフュージョンに移行。最終的にはシーンを代表するバンドになってしまったわけである。
その後、ピーター・アースキン(ds)、ヴィクター・ベイリー(b)、ハイラム・ブロック(g)といった多くのプレイヤーが入れ替わりで参入し、新陳代謝を繰り返しながら常にトップの座に君臨。日本のT−スクェアやカシオペアなどは、彼らの影響を大きく受けているのがわかる。——フュージョンといったら、と・り・あ・え・ず、コイツラです。決定!!!

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