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40年代から50年代に人気を博したスタン・ケントンは、地味なサン・ラのような存在。新しい音楽表現の開拓を自分のビッグ・バンドに強いて、クラシック技術から奇妙な拍子記号、アフロ・キューバンなリズムまでを形成し、大成功した。アート・ペッパー、ジューン・クリスティやメイナード・ファーガソンといった著名なミュージシャンやピート・ルゴロ、ショーティ・ロジャーズをアレンジに起用、新境地を切り開く。さらに西海岸ジャズ界きってのプレイヤー数人がケントンと共に活動を開始。時には彼の主張に戸惑いを見せるが、最終的にはケントンの与えたチャンスに感謝することとなった。51年のアルバム『シティ・オブ・グラス』は、ジョン・ゾーンがムード音楽に聴こえるほどの強烈な作品だ。

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