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80年代以降のL.A.パンクの代表バンドであり、オフスプリングをはじめとして90年代に脚光を浴びたパンク・バンドが多数影響を公言しているのがソーシャル・ディストーションだ。そしてヴォーカルのマイク・ネスは、風貌から何から、まさにパンク親分である。
結成は70年代の末。正確には、L.A.郊外のオレンジ・カウンティ出身である。レコード・デビューは81年。しばらくはEPやコンピレーション盤で曲を発表していき、82年にはユース・ブリゲイドと全米ツアーを敢行する。そして、83年に1stアルバム『Mommy's Little Monster』をリリースする。初期のソーシャル・ディストーションは、陰りのある繊細なパンク・ロックだったが、いわゆる米国のルーツ・ミュージック色もすでに見え隠れしていた。しかしマイクはドラッグに没入し、しばらく刑務所生活も体験。一時、バンドは活動停止に陥る。
88年の『Prison Bound』は、復活第一弾の2ndアルバムである。カントリー/ブルース/ロックンロールの要素を強め、マイクの大フェイヴァリット・バンドの一つであるローリング・ストーンズのカヴァーも収録。そしてメジャー契約を行ない、90年に『Social Distortion』、92年に『Somewhere Between Heaven And Hell』を発表。ドラマーが元D.O.A./ダンジグのチャック・ビスキッツに変わり、96年には傑作『White Light White Heat White Trash』をリリースする。
その後マイクは99年と2000年に、『Cheating At Solitaire』『Under The Influences』というソロ・アルバムを発表。後者はカヴァーがほとんどで、どちらも自己のルーツを示す渋くて濃厚な仕上がりである。その後、2000年リリース予定のソーシャル・ディストーションの新作作りに取り掛かっていたが、結成時から一緒にやってきたギターのデニス・ダネルが他界。作業は中断した。 (行川和彦)

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