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オーティス・レディングとともに、ソウル・ミュージックの名門<スタックス>を代表するダイナマイト・デュオ。
61年に結成され、<ルーレット>からデビュー。しばらく鳴かず飛ばずの時代が続くが、64年に<スタックス>と契約してから風向きが変わり始める。66年の「Hold On! I'm Comin'」を皮切りに、「When Something Is Wrong with My Baby(僕のベイビーに何か)」「Soul Man」「I Thank You」といったビッグ・ヒットを次々に生み出し、R&Bチャートだけでなくポップス・チャートでも大旋風を巻き起こしたのであった。
そんな彼らの魅力といえば、息の合ったヴォーカル・コンビネーション。典型的シャウターのサムと重低音を効かせるデイヴが掛け合いながら高みに上っていく様は、ソウル・ファンならずとも熱くなること請け合い。後の黒人ソウル・デュオの雛型となり、数多くのフォロワーを生んだスタイルだ。また一方で、ブッカーT&MG'Sやマーキーズという鉄壁の演奏陣が生み出した、いわゆるスタックス・サウンドを全国区にした功績も忘れられないだろう。
こうして<スタックス>の黄金期を築き上げたサム&デイヴであったが、70年代に入ると一気に失速。2人のプライヴェートでの仲の悪さも手伝って70年代中頃には自然消滅してしまった。

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