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ミネアポリスのポスト・パンク・シーンの大ベテラン、それがラン・ウェスティー・ランである。マッチョイズム全盛の70'sアメリカン・ロックにおける古典的手法を使わずに、まったくオリジナルな「ハード・ロック」を手にすることに成功。そこには、ハイトーン・ヴォイスもなければ、アツいギター・ソロもない。その代わり、エナジーのカタマリのような硬いギター・サウンドと、（唾棄のごとく汚いが）魂のこもったヴォーカルが存在する。一介のインディー・バンドであるにかかわらず、ハスカー・ドゥのグラント・ハート、R.E.M.のピーター・バックなど、その信奉者は数知れず。