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リトル・フィートのローウェル・ジョージによって見出され、『浪漫』(79年)でデビューを果たしたリッキー・リー・ジョーンズ。1stアルバムにして最高傑作、と今なお語り継がれているこの作品は、後に登場する数多くの女性シンガー・ソングライターのバイブルと化した。——ロック/ブルース/フォーク/ジャズを絶妙にブレンドし築き上げられる、一切の無駄を排したシンプルでナチュラルなサウンド。愛くるしい容姿とは裏腹に、物憂げでシックな色気を醸し出すヴォーカル。その水彩画のような淡い音世界を創出せしめたのは、彼女の非凡な才能はもちろん、新人としては破格と言える豪華制作陣(プロデューサーにレニー・ワロンカーとラス・タイトルマンを迎え、ゲスト・ミュージシャンにはランディ・ニューマンやマイケル・マクドナルドなどが名を連ねた)に恵まれたことも大きい。その後も、繊細で温もりに満ちたサウンド・スタイルをもって『パイレーツ』(81年)、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』(83年)といった名盤を生み出し、シーンに台頭する。
00年には、『ポップ・ポップ』(91年)の延長にあたる、ロック/ポップスのスタンダード・ナンバーのカヴァー集『イッツ・ライク・ディス』をリリース。ジャズ・コンボ風のアレンジを施したサウンドを披露している。

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