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ポスト・オウテカ・ジェネレーションの筆頭に挙げられるアトランタのエレクトロニカ狂、リチャード・ディヴァイン。10年間クラシック・ピアノを学習した彼は、ヒップホップ、インダストリアル、モートン・スボトニックやジョン・ケージ、カールハインツ・シュトックハウゼンなどの初期電子音楽の洗礼を受け、15歳で作曲を開始する。96年、ミネアポリスのアシッド・テクノ・レーベル<Communique>よりデビュー。現在は、マイアミに拠を構えるレーベル<Schematic>、ロンドンの<Warp>を中心にリリースを展開。00年、<Warp>の10周年記念コンピレーション・アルバム『WARP 10+3 REMIXES』で披露した、エイフェックス・ツイン「カム・トゥー・ダディ」の原曲を凌駕する破壊的なリミックスで一躍知名度を上げて以来、目まぐるしく増殖するエレクトロニカ・シーンにおいて最も動向が注目される人物となった。
01年、1stアルバム『エイリアマッパー』を発表。ここでは、MAX/MSP、Reactor、Super Colider、Kyma、PD、Composer's Desktop Projectといった最新鋭のソフト・ウェアと7台のコンピュータを駆使したサウンド・プロセッシングにより、緻密で複雑に入り組んだヒステリックな音像が刻々と激動する、溶岩の如き熱いエモーションをたたえた抽象絵画を描写。進化を恐れない残酷なまでに儚い響きは、聴く度に新たな衝撃が訪れる。

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