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Renegade Soundwave

(レネゲイド・サウンドウェイヴ)

レネゲイド・サウンドウェイヴは、パンク/ニュー・ウェイヴからアシッド・ハウス/テクノの端境期にあった80年代後半のイギリスのエレクトロニック・ミュージックを語るうえで欠かせない大きな役割を果たしたユニットだ。同時期に登場したミート・ビート・マニフェストやグレイター・ザン・ワン、ポップ・ウィル・イート・イットセルフ、パンコウ、コールドカットといった連中とともにノイズ/インダストリアル、ヒップホップ、ダブ、エレクトロニク・ポップなどをミクスチュアしたブレイクビーツ/サンプリング・ミュージックを手がけ、後進に絶大な影響を与えた。イギリスのテクノ以降のミュージシャンでミート・ビートやレネゲイドに影響を受けていない者はおそらく皆無に近いだろう。また彼らはベルギーのフロント242やアメリカのミニストリー、イギリスのニッツアー・エブらとともに広義の「エレクトロニク・ボディ・ミュージック」の一派として一大潮流を形成し、後のナイン・インチ・ネイルズらの輩出を促す。
レネゲイドは87年、ロンドンで結成される。当初はゲイリー・アスキス、ダニー・ブリオテット、カール・ボニーの3人組だった。アスキスは<4AD>所属のダーク・ニュー・ウェイヴ・バンド、リマ・リマ〜マスに在籍していたというから、キャリアは長い。
同年、インディの<リズム・キング>から「Kray Twins」でデビュー。その後1枚シングルを出して<ミュート>に移籍、89年の「Probably a Robbery」(トップ40ヒットとなった)を始め、立て続けにヒットを放って89年に1stアルバム『Sound Clash』を発表する。だが90年になってカール・ボニーがソロ活動のため脱退。残されたふたりは長い沈黙ののち94年に久々の2ndアルバム『How You Doin’』を発表、同年初のライヴも披露。翌95年『Next Chapter Of Dub』を発表、前後してレフトフィールドのリミックスなどを手がけ、ケミカル・ブラザーズのサンプリング・ソースとしても注目を浴びる。その後しばらく沈黙が続いていたが01年になってDJミックス・アルバム『Music for All Persuasions Mix』を発表した。 (小野島 大)

制作協力:
OKMusic

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