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Me’Shell Ndegeocello

(ミシェル・ンデゲオチェロ)

卓越したベーシストであり歌い手であり、同時に過激なアジテイターでもあるミシェル・ンデゲオチェロ。彼女の存在自体が“フューチャー・オブ・ファンク”だ。
ルーツ的R&Bとファンクに、ヒップホップ/ロック/ジャズをらせん状に絡ませたような楽曲群、そして白人中心に築かれたアメリカの社会観念や宗教問題に真っ向から——しかし、いたって俯瞰的に捉えたその歌詞は、ヘヴィでありながらもそこはとなく官能的なもの。また、時には並みいるラッパー以上に痛烈なメッセージをリーディングする(彼女の歌唱法は時にラップのようで、時にポエトリー・リーディングのよう。とにかく独創性に満ちている)彼女だが、その視線は常にクールで冷静沈着なのである。
彼女は93年のデビュー以来、ジョン・メレンキャンプとのデュエット(ヴァン・モリソンの「ワイルド・ナイト」のカヴァー)や、マドンナのアルバム『ベッドタイム・ストーリー』(94年)でのベース・プレイなど、サイド・ワークでもいい仕事をこなしてきたアーティストだが、微塵も浮かれたムードがなく、一匹狼的な雰囲気を醸すあたりもその魅力のひとつだ。
また、彼女のラスト・ネームである“ンデゲオチェロ”は、スワヒリ語で「鳥のように自由に」という意味を持つ。彼女はその名の通り、固定観念にとらわれずにジャンルを無化しながら、これからも活動していくに違いない。

制作協力:
OKMusic

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