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Archie Shepp

(アーチー・シェップ)

60年代、音楽家としてだけでなく、精力的なアフリカン・アメリカン活動家としてもその名を世間にとどろかせた黒人ジャズ・マン。テナー・サックス奏者、作曲家、詩人、劇作家として多方面に渡り才能を発揮した。彼の作品はいずれも、黒人であることのフラストレーションや怒りをストレートに表現しつつ、どこか叙情的でセンチメンタルな側面をのぞかせている。65年に、当時のフリー・ジャズ・ムーヴメントに傾倒したアルバムを発表しているが、伝統的ジャズ抜きで彼の原点を語ることはできない。初期バップ時代の重厚なサウンドに代表される荒々しく混沌としたテナー・サックス、そしてトロンボーン奏者ロズウェル・ラッドと共にフロントマンとして活躍するなど、シェップが37年頃のジャズの伝統をしっかりと受け継ぎながらも、自分なりの音楽観を築き上げてきた様子がうかがえる。とくに70年代半ばから80年代にはビバップやスタンダードなどを頻繁に演奏し、伝統的ジャズへのさらなる回帰の道を辿った。77年にピアニストのホレス・パーランと共作した『Goin’ Home』では、敬虔でスピリチュアルな世界を見事に表現するなど、数々の素晴らしい作品をこの世に残している。

制作協力:
OKMusic

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