> Jerry Goldsmith

Jerry Goldsmith

(ジェリー・ゴールドスミス)

ジェリー・ゴールドスミスは、過去40年間でもっとも首尾一貫して革新的な映画音楽家だ。年に平均で6本の映画のために作曲をしているにも拘らず、彼の音楽はどれも魅力に満ちあふれている。彼の場合、やっつけ仕事でも十分に価値ある作品を作り上げることができるのだ。クラシック音楽やアヴァンギャルド・ミュージック、またジャズなどに精通しているゴールドスミスは、自在に好みのサウンドを作り出す。彼が作曲した映画『オーメン』のテーマは数え切れないほど同業の作曲家たちによってコピーされた…本当ならたんまりと印税をもらってもいいほどだ。彼が映画『チャイナタウン』に提供した、シンセサイザーとソロ・ジャズ・アーティストたちの演奏を取り混ぜたサウンドは時代を超えた名作だ。残念なことに最近の映画プロデューサーが彼に望むのは、例えば98年の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』のような度を越した交響曲もどきの音楽で、こういう作品でジェリー・ゴールドスミスが持てる力を存分に発揮しているとは思えない。しかしゴールドスミスは忙しいスケジュールをこなしながらも年に2作ほどは彼らしい、素晴らしい作品を生み出している。映画『L.A.コンフィデンシャル』の音楽がいい例だ。音楽とオリジナリティーとムードがぴったりと溶け合い、同居する傑作である。

制作協力:
OKMusic

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