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Bob Florence

(ボブ・フローレンス)

32年5月20日、ロサンゼルス生まれ。
60年代初めにサイ・ゼントナー率いるレコーディング・バンド向けに確かな技術と洗練されたアレンジメントを披露したことをきっかけに、ボブ・フローレンスはビッグバンド・ファンの間で広く注目されるようになった。時折ピアノの演奏を共にしたゼントナーの元を離れた後は、バド・シャンクやフランク・キャップといった西海岸を拠点に置くバンドに曲を提供したり、ジミー・ウィザースプーン、ビッグ・ミラー、ジョニー・ソマーズ、スー・レイニー、セルジオ・メンデスといった面々にも楽曲/アレンジを提供したりしている。
彼は熟達したピアニストであるが、何といってもアレンジャーとしてのスキルが素晴らしく、特にビッグバンドに提供する楽曲はファンの間でも評価が高い。もちろん作曲を手がけることも多く、大半のアレンジャーがそうであるようにフローレンスも次第にオリジナル(スタンダード・ナンバーも含んでいるが)を自ら率いるビッグバンド(ボブ・フローレンス・ザ・リミテッド・エディション)で演奏することを決意。50年代後半に結成されたこのビッグバンドは、以後長期間に渡り、ビッグバンドの演奏スタイルや作曲マナーの手本となった。
70年代後半から80年代にかけては、ボブ・クーパー、ニック・セロリ、ボブ・エフォード、ビル・パーキンス、キム・リッチモンド、バディ・チルダース、ピート・クリストリーブといった優れたミュージシャンらにも大きな影響を与えている。
フローレンスのルーツはポスト・スウィング時代のビッグバンドにあることは明らかだが、そこにビバップや洗練されたフュージョンが心地よく融合されている。それは、大傑作『Treasure Chest』(94年)のスキルでも明らかだろう。

制作協力:
OKMusic

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