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Bud Shank

(バド・シャンク)

バド・シャンクがジャズとポピュラー・ミュージック全般に残した足跡は、彼の名前が大衆に浸透している度合いよりもはるかに深い。
シャンクは50年代にロサンゼルスのウエスト・コースト・シーンで活躍。その茶目っけのあるサックスの音色は、爽やかなスウィング感を漂わせ、躍動感に満ちていた。シャンクはまた、自分が参加するセッションにはいつもフルートを持ち込み、ジャズとポピュラー・ミュージックの世界におけるこの楽器の役割を確立した立役者だった。
53年にはギタリストのローリンド・アルメイダと手を組み、ブラジル音楽とクールネスを融合したサウンドを創り上げている。このサウンドは若き日のアントニオ・カルロス・ジョビンに大きな影響を与え、ボサ・ノヴァの形成に一役買ったといえる。また青春時代以降、シャンクのサウンドはより攻撃的になり、より実験的な色彩を増していったのである。現在の彼のサウンドは昔を懐かしむ熟年というよりは、むしろ今でも怒れる若者のようだ。

制作協力:
OKMusic

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