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Mad Mike Banks

(マッド・マイク・バンクス)

67年の暴動、70年代の自動車産業衰退と共に、都市部が廃墟と化した街デトロイト。——全米で犯罪発生率が1位となった80年代末、そこで暮らす貧しい青少年たちにとって、絶望の淵から這い上がるために残された唯一の手段がテクノであった。
かつて、ファンカデリックでベースを弾いていたというマッド・マイクは、ジョージ・クリントンの宇宙志向に影響を受け、電子楽器に魅せられる。その直後、クラフトワーク/ジ・エレクトリファイング・モジョ/ホアン・アトキンス/サバーバン・ナイトといった先駆者が、彼をテクノへと駆り立てた。
90年、ユニット/レーベル<Underground Resistance>をジェフ・ミルズと設立し、極端な攻撃的サウンドと共に”変化のための革命”というスローガンを表明。その確固たる主張と信念は、アメリカ国内よりもドイツを中心とするヨーロッパ各地や日本で受け入れられ、熱狂的な信奉者を続々と生み出した。サブ・レーベル<Red Planet>では自らを”Martian(火星人)”と名乗り、ロマンティシズム溢れるパルスを全宇宙に向けて発信。作曲活動のみならず<Submerge>なる組織を主宰し、レーベル運営とレコード流通から若手アーティストの育成、ギャングを更正させるプログラムまでも行っている。ちなみに、彼は違法なストリート・レースで稼いだ賞金をレーベルの運営費に充てているとのこと。
インディアンの血をひく熱き闘魂と、未来への希望が激しく衝突した電子音は、たくましさと優しさに満ちている。道に迷ったら聴きたまえ!

制作協力:
OKMusic

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