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M.F.S.B.

(エム・エフ・エス・ビー)

70年代のフィリー〜サルソウルを支えた、総勢50名近くからなるミュージシャン集団、M.F.S.B.。オージェイズ/スタイリスティックス/スリー・ディグリーズ/ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツといった名立たるアーティストたちのヒット・ナンバーのほとんどが彼らによって演奏/アレンジされ、70年代ソウルの代名詞とでも言うべきサウンドを生み出した。
そもそもM.F.S.B.とは“マザー・ファーザー・シスター・ブラザー”の略である。つまりは“兄弟愛”を謳ったユニット・ネームであり、白人/黒人/プエルトリカン/チャイニーズなどと人種/国籍が入り混じったこの集団を表現する最良のキャッチ・フレーズだといえる。ファンキーなリズム・セクションと華麗なるオーケストレーション、それらの本質を最大限に引き出す魔術的アレンジメント。それらすべてが繊細に溶け合い、この世のものとは思えないゴージャスな音世界が形成される。また彼らが生み出した<PHILADELPHIA INTERNATIONAL>の社歌とでもいうべき「TSOP(ザ・サウンド・オブ・フィラデルフィア)」は、人気TV番組『ソウル・トレイン』のテーマ曲にも採用され、大ヒットを記録した。と同時に、彼らの名前を津々浦々にまで響き渡らせ、ジャンルを超えた多くのアーティストたちがフィリーを訪れるという結果を招いた。
70年代後半になると、ほとんどのメンバーがサルソウル・オーケストラへと移り、ここでも多くのヒット・ソングの制作に貢献。そんな彼らの絶大なる影響は、同時代的には白人AORサウンドに、そして現在でもハウス・ミュージックのなかに見受けることができる。

制作協力:
OKMusic

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