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M.C. Hammer

(エム・シー・ハマー)

90年発表の2ndアルバム『プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム』が世界中で累計1,000万枚以上を売上げ、ラップ史上に残るメガ・ヒットを記録。日本においてもサルエル・パンツ/ダンス甲子園/ハマ男/MCコミヤ(「ケンタッキー!」はチトやり過ぎな感もあったが)といった一大ムーヴメントを巻き起こし、さらには東京ドーム・コンサートでも客席を満杯にしたハマー。そのブーム/現象の引き金となったのは、大ヒット曲「Uキャント・タッチ・ズィス」に顕著なように、エナジェティックかつ抜群のキレを誇っていたダンス(あのカニ歩きみたいなインパクトの強いヤツ)と、超ダンサブルで覚えやすいポップなサウンドだ。
しかしその後、次第にアルバム・セールスは減少してゆき、94、5年には当時ヒップホップ・シーンで隆盛を誇っていたハードコア/ギャングスタ・ラップを真似るなどして巻き返しを図ったが、その移り気な部分が裏目に出てしまいリスナーにソッポを向かれてしまう。そしてついには自己破産を迎え、フェイドアウト……かと思いきや、00年「ポップ・ヨ・コーラー」を引っ提げ、再びシーンに姿を現したのだ。彼に青春を捧げたファンは、身体にムチ打ち昔ながらのハイ・テンションを気取るハマーの姿に目頭を熱くしたに違いない。
このミスター・ポップ・ラップことM.C.ハマーが、世界中のダンス・シーン、そしてヒップホップそのものを活性化させた功績は、やはり否定できない事実なのである。彼についてあまり悪く言わないように注意されたい。

制作協力:
OKMusic

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