> J. Holiday

J. Holiday

(ジェイ・ホリディ)

「気を失うまで愛すんだ 君の髪を撫で 脚を絡ませ 初めて触れたときのように 君をベッドに誘うよ」——米HIP HOP/R&Bチャート3週連続1位を記録したJ.ホリディ「BED」のリリックである。誤解を恐れずに言うなら、女なら誰しもこんな風に愛されたい、そんな乙女心を満たしてくれる実にロマンティックなリリックだ。ファルセット部も、こもったサウンドも、心地良いミッドテンポなリズムも、まるで耳の奥を優しく愛撫されているようですらある。それでいて湿度は高くなく、サラリとした肌触り。そんな“美エロ王子”J.ホリディに全米女子が恋に落ちることは必然だったのかもしれない。
ワシントンDC生まれ、現在23歳のJ.ホリディは、11歳のときに父親を亡くし、教会の牧師でありゴスペル・シンガーでもあった母親のもとで育った。14歳の頃にマーヴィン・ゲイの“歌”に出会った彼は、人前でのパフォーマンスを通じて歌うことの喜びを発見する。「ストリートのみんなが共感できるストリート・ソウルが俺のスタイルだよ。オールド・スクールなソウルとヒップホップのミックスさ」という彼の言葉にあるように、自立を心がけていた若きホリディにとって、ストリートはあらゆる人生のアドバイスを受けた大事な場所となっていたという。高校卒業後、現マネージャーであるコリー・グリーンと共に「295」というグループでシンガーとしての本格的活動を開始すると、デモが<MUSIC LINE GROUP>に渡り、それをきっかけに<Capitol>とのディールを締結。07年には、レーベル・メイトのMIMSによるアルバム収録の「ガールフレンズ・フェイブ・MC」にフィーチャリング参加し、ストリートの話題をさらっている。
07年10月、満を持しての1stアルバム『Back Of My Lac’』(国内盤は11月)をリリース。クリス・ブラウン、アッシャーとの仕事で知られるカルロス“L.O.S”マッキニーや、ロドニー・ジャーキンス、ショーン・ギャレットら大物プロデューサーが名を連ねる本作には、先述の「BED」をはじめ、06年末に先行シングルとして発表され、耳の早いR&Bリスナーから絶賛を受けた美メロ・チューン「ビー・ウィズ・ミー」、オールド・ソウル・マナーなタイトル曲「バック・オブ・マイ・ラック」等、07年度米R&Bシーン最大の注目を集める大型新人にふさわしい名曲が並ぶ。

制作協力:
OKMusic

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