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Rosemary Clooney

(ローズマリー・クルーニー)

ローズマリー・クルーニーは、楽曲を自分なりに解釈して歌うことのできるジャズ・シンガーたち(ビリー・ホリデイやフランク・シナトラなど)の伝統をまっとうに受け継いだ素晴らしい才能の持ち主。50年代にはミッチ・ミラーのプロデュースのもと、毒にも薬にもならない曲をたっぷりと録音させられたが、それにもかかわらず素晴らしい作品を数多く残したのは、彼女の優れた感情表現によるものだろう。
 クルーニーはデューク・エリントンと一緒にレコーディングを行った最初の大物ヴォーカリストであり、その他にもベニー・グッドマンやハリー・ジェームズ、ネルソン・リドルといった巨匠たちとも優れたレコーディング作品を残している。それらに対する評価が一度完全に失墜してしまった時期もあるが、70年代にはジャズ・レーベルの<Concord>からアルバムを発表——たゆとうような、ゆらめくような歌声で完全に復活を果たした。現在もクロスオーヴァー作品などに煩わされることなく、偉大なるジャズ・スタンダードに集中。若かりし頃の透明感あふれる声質はさすがに変化したものの、スウィング感/表現力/情感は年齢と経験を重ねるとともに豊穣になっている。

制作協力:
OKMusic

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