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Sonny Stitt

(ソニー・スティット)

ソニー・スティットはビバップの基礎を築いてきたジャズ・ジャイアントの一人だ。
ビバップの始祖であるチャーリー・パーカー(as)が太陽なら、スティットは月といえる。なぜならパーカーほどのカリスマ性はないが、ビバップを語る上で必要不可欠な存在だからだ。演奏スタイルが酷似しているために常に比較され、残念なことにパーカーほどの人気は得られなかった。しかし、その技術たるやパーカーにも全くひけをとらない。まるでビバップの”教科書”とでも言うべき存在だったのだ。彼のプレイを手本にして育ってきたジャズ・プレイヤーは数多く存在し、同業のミュージシャンから多くの尊敬を集める——いわゆる”musician’s musician”——の側面ももっている。
アルトサックスを主にプレイするが、テナーサックスも音色/テクニック共に素晴らしい。一般的にテナーの魅力はその男性的な図太い音色だったりするのだが、スティットの場合は、アルトでのシルクの如くきらびやかな音色と繊細なテクニックを、そのままテナーでも再現している。また、彼の奏でるメロディラインもため息が出るほど美しいものばかりであり、パーカーを凌駕する時期もあった(それだけ安定したムラの無い演奏をしていた)。
1924年に生まれ1982年に没したがその58年間、ビバップを世に広め、ビバップを奏できったプレイヤーである。

制作協力:
OKMusic

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