> Geoff Muldaur & Amos Garrett

Geoff Muldaur & Amos Garrett

(ジェフ・マルダー・アンド・エイモス・ギャレット)

亜米利加音楽の通人、ジェフ・マルダーとウッドストック派の名ギタリスト、エイモス・ギャレットによる双頭ユニット。ジェフ&エイモス名義で行った、77年の日本公演がきっかけとなって結成された。
スタジオ・レコーディングされたアルバムはたったの1枚であるが、これがすこぶる素晴らしい。まさにルーツ・ミュージックの母胎内回遊である。パーシー・メイフィールドの「River’s Invitation」、ジミー・ロジャースの代表曲「Carolina Sunshine Girl」、ホーギー・カーマイケルの「Washboard Blues」など、ブルース/カントリー/ポピュラーといったジャンルを超えた選曲は、この2人ならではと納得できるが、ショパンやチャイコフスキーといったクラシックの作品を取り上げてしまうセンスには正直驚く。なるほど、ジェフは一時期、バークレー音楽院でクラシックや理論を学んでいたというが、それをそのままカヴァーするのでなく、グッド・タイム・ミュージック的に仕上げているあたりがこのユニットの真骨頂だろう。加えて、2人の演奏だ。妖しい艶を帯びたジェフのヴォーカルも良いが、エレキにアコースティック・ギター、そしてヴォーカルにと、エイモスの八面六臂の活躍もこのアルバムに付加価値を与えている。
とにかく、ウッドストック派の名作であり、ルーツ・ロック・ファンにとっては一家に一枚的な至宝である。
79年には新宿ロフトでのライヴを録音した『Live in Japan』もリリースされた。

制作協力:
OKMusic

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