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グール

(グール)

元トラッシュのマサミ(vo)、ベアー・ボム(b)、マックス(g)、テツ(g)で結成。84年にステージ・デビューし、同年に1st 7″EP「Carry Out Fucking」をリリース。ちょっとした写真集的なブックレット付で、威圧感と楽しさのバランスのとれた絶妙のハードコア・パンクが聴ける。ベーシストがゴーストに変わり、マックスらによるレーベルの<Hold Up>から85年に2nd 7″EP「Jerusalem」を発表。ハードコア・パンクだがドラマチックな展開も見せ、VENOMを想起する部分もあるし、今聴くとブラック・メタルの先駆的なサウンドとも言える。また、ユナイテッド、リップ・クリーム、サーヴェル・タイガー(SAVER TIGER)、シティ・インディアン、カスバを収録し、86年に<Hold Up>からリリースされた、コンピレーション・アルバム『Devil Must Be Driven Out With Devil』にも参加。そして、サビの部分をみんなで歌えてライヴで盛り上がった、シンガロング・タイプの曲のソノシート「Oi-Oi-Oi」を発表。しかし、それからまもなく実質解散状態となる。
怖いとかいう次元ではなくグールの存在感は圧倒的で、特にマサミは、モヒカンに加えて右の手首から先をケガで失していた見た目のインパクト、うなり声のヴォーカルで唯一無比のオーラを放っていた。カリスマ性を帯びていたと同時にホント多方面から人望も厚かったが、90年代に入り病死してしまう。なおグールのあと、マサミはソロ・アルバム発表後にスクワッドを結成し、ベアー・ボムはラスト・ボムやファイナル・ボムス、マックスはFOADでプレイ。 (行川和彦)

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制作協力:
OKMusic

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