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Tania Maria

(タニア・マリア)

昨今、オバタリアンなる言葉は衰退し、熟女が世にはびこっている。タニア・マリアはブラジル版熟女とでもいおうか、ラテン・ジャズ界に強烈な存在感(と化粧の香り)を放っているキーボード・プレイヤー/ヴォーカリストだ。ジャズのクールさをスパイスに効かせた、小気味良いブラジリアン・リズムの上を、タイトに小躍りするマリアのキーボード。そこに“しゃがれたスキャット”をユニゾンさせ、躍動感に充ちた演奏を繰り広げる。また、ポルトガル語/英語を自在に使ったバラードも、ほどよいサビレ感が充満していてグッド・テイストだ。
そんなマリアは、『Taurus』(82年)や『Come With Me』(83年)など、ヒットしたスタジオ録音もイイが、やっぱりライヴ盤が最高。91〜93年のヨーロッパ・ツアーの模様を収めた『ヨーロッパ』では、スティーヴ・ガッド(dr)/アンソニー・ジャクソン(b)という最高のリズム・セクションを従え、男勝りともとれる彼女のパワーが全開——心底楽しい内容である。

制作協力:
OKMusic

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