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Third Eye Blind

(サード・アイ・ブラインド)

97年夏、妙に明るいロック・ソングがラジオから何度となく流れてきた。サード・アイ・ブラインドの大ヒット・シングル「セミチャームド・ライフ」である。その頃僕はある女の子に恋をしていて……なんて始めたいくらいの胸キュン・ポップ・サウンドは、日本でも大盛り上がりを見せ、その年に初めて行われたフジ・ロック・フェスティヴァルでのステージも大盛況となった。
スティーヴン・ジェンキンス(vo&g)、ケヴィン・キャドガン(g)、アライオン・サラザー(b)、ブラッド・ハーグリーヴス(dr)という4人による3EBは、1stアルバム『サード・アイ・ブラインド』でデビュー。キャッチーなメロディとダイナミックなギター・サウンドで、グランジ以降のオルタナ・ロックの典型ともいえる楽曲を展開する。エモのように性急なアグレッシヴさも随所に感じられるスタイルは、前述したポップ感のあるものだけでなく哀しくも麗しい雰囲気を醸しだしている。そして、ジェンキンスによる世をはかなんだシニカルな歌詞が、単なる優しいロックに陥ってしまうのをブロックしているのだ。
99年に2ndアルバム『ブルー』を発表後、サウンドの核を担っていたキャドガンが脱退。その後03年にリリースされた3rd『アウト・オブ・ザ・ヴェイン』は、よりハードな印象に。真摯なメッセージ性と相乗し、彼らのリアルな姿を感じさせてくれるものとなった。

制作協力:
OKMusic

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