>  >  >  > Tom Petty And The Heartbreakers

Tom Petty And The Heartbreakers

(トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレイカーズ)

今やアメリカ全土を代表するロックンロール・バンドのひとつ。76年のデビュー時は、ややツッパらかったトムの表情からパンク的な紹介記事が目立ったが、80年代に入ってからはホットでいて皮肉の効いた楽曲と、阿吽の呼吸を誇るバンド・アンサンブルでぐいぐいとロックの王道を邁進。79年の3rdアルバム『破壊/Damnthe Torpedoes 』は10週近くチャートの「2」位につける大ヒットとなる。(ちなみにこれは連続2位の最長不倒記録。決して1位にならないところがこの人らしい! と叫ぶことで、ファンは発売日設定の巡り合わせの悪さを無理矢理納得させていた。ちなみに、トムたちが2位であり続けていた間、入れ代わり立ち替わり1位に初登場してきた人たちはイーグルズ、ピンク・フロイド、ビリー・ジョエルといった連中だった。相手が悪かった)。そんな逸話もありつつ、評価もブルース・スプリングスティーンと並ぶ存在にまでクロース・アップ。84年にはバンド丸ごとボブ・ディランのバックバンドとしてワールド・ツアーに参加。来日もしている。
その後も、トム自身はソロ・アルバムやトラベリング・ウィルベリーズでの活動も行い、各メンバーも他者とのセッションやプロデュースに——と多方面で活躍中。99年に発表されたオリジナル・アルバム『Echo』は、20年目の最高傑作との評価も高く、ベテランの域に達してもまだまだ旺盛な創造力を見事にアピールした。
なお、89年のトムのソロ・シングル「I Won’t Back Down」のビデオではジョージ・ハリスンとリンゴ・スターが演奏に客演しているが、この二人を従えて演奏した絵が公になるのはバングラデッシュ・コンサートのボブ・ディラン以来である。(小池清彦)

制作協力:
OKMusic

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版