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Pale Fountains

(ペイル・ファウンテンズ)

オレンジ・ジュース、アズテック・カメラなどポスト・パンク期に出現した「うた」志向のバンドたちに影響を受け、81年頃にマイケル・ヘッド(vo,g)を中心にリヴァプールで結成されたペイル・ファウンテンズ。翌年、<ラフ・トレード>系列のレーベルからリリースしたシングル「ジャスト・ア・ガール」が地元で評判を呼び、多くのメジャー・レーベルによる争奪戦の結果、13万ポンドという破格の契約金で<ヴァージン>が獲得することになった。
「古典になるような曲を書きたい」というマイケル・ヘッドの発言通り、初期の彼らはバート・バカラック、ジョン・バリーといった作曲家や、ラヴのようなバンドに影響を受けた、オーソドックスかつ普遍的なソングライティングを目指した佳曲を若さほとばしる歌声と演奏に乗せて次々に発表。オーケストラ・アレンジや繊細なアコースティック・ギターと、対比するような疾走感が特徴的な1stアルバム『パシフィック・ストリート』(84年)は、青春ネオアコの金字塔として後年多くの信奉者を生むに至った。しかし、当時はレコード会社の期待するセールスを上げることが出来ず、ロック/ソウル色を強めた翌年の傑作2nd『フロム・アクロス・ザ・キッチン・テーブル』も不発。来日公演も行われたが、その後解散した。
マイケル・ヘッドはシャックを結成し2枚のアルバムを発表。その後沈黙を続けていたが、近年の再評価もあって再始動、99年にアルバム『H.M.S. Fable』をメジャーの<ロンドン>からリリースしている。 (高取マサシ)

制作協力:
OKMusic

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