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Harpers Bizarre

(ハーパース・ビザール)

ワーナー・ブラザーズがオフィスを構えたハリウッドの北にある街にちなんでつけられたバーバンク・サウンド。レニー・ロワンカーがプロデュースした作品群を指して呼ばれるもので、スタッフにもヴァン・ダイク・パークス、ランディ・ニューマン、ライ・クーダーという曲者が勢揃い。ハーパース・ビザールは、そんなバーバンク・サウンドを象徴する存在である。もともとはローカル・グループであったが、レニーたちによってスタジオ・プロジェクトとして蘇生させられたグループで、スタジオ技術のマジックをふんだんに盛り込み、それにポップ・アート的な意匠を施した恐ろしいまでの幻惑サウンドを展開した。しかし根本にあるのは”ディスカヴァー・アメリカ”。ジャズやポピュラーのスタンダードを取り上げるなど、古き良き時代のノスタルジックな香りを現代的手法で蘇らせたのだった。
67〜69年という短い活動期間で計4枚のアルバムを制作しているが、もっとも有名なのが3作目の『The Secret Life of Harpers Bizarre』(68年)。小西康陽をして「最高のロック・アルバム」と言わしめた作品で、まるで白昼夢のような音世界が連綿と続く架空のサウンドトラック。
なお、メンバーであったテッド・テンプルマンは解散後にプロデューサーへ転身し、ドゥービー・ブラザーズやヴァン・ヘイレンを手掛け、西海岸ロックの重要な牽引者となった。

制作協力:
OKMusic

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