> DJ Rush And Paul Langley

DJ Rush And Paul Langley

(ディージェイ・ラッシュ・アンド・ポール・ラングレー)

80年代中期に誕生したシカゴ・ハウスは、ジャズ/ソウル/ディスコを再構築するディープ・ハウスと、ヨーロッパからのエレクトロニック・ミュージックを色濃く反映したテクノ寄りのアシッド・ハウスに大別される。DJラッシュは、大勢がディープ路線へと向かうなかで、後者のアシッドだけをひたすら追求し続ける奇才だ。
90年代後期、彼が打ち鳴らした”ジャック”(アシッド・ハウスのノリを指す)サウンドは、ドイツを中心とするヨーロッパ全土のクラブで絶大な人気を博す。その評判により数多くのテクノ・レーベルからリリース/コラボレーション依頼が舞い込み、毎週のように新たなリズム・トラックを発表。ポール・ラングレイ(ロンドンのテクノDJ/アーティスト)とのコラボレーションも、数限りない作品のひとつである。そして、この対決もラッシュの圧勝であった。
ラッシュは、リズム・マシンをマスター・シーケンサーとして用い、天然のファンキー・グルーヴを生み出す。さらに、脱力感を誘うシンセ・フレーズと、おどろおどろしいヴォイス・サンプルが、ケミカルなドロドロ空間を創造。——リリース毎にこれといった変化はないが、一度食ったら病みつきになるドラッギーなサウンドだ。マジデヤバスギル……。

制作協力:
OKMusic

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