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The Beastie Boys

(ビースティ・ボーイズ)

ヒップホップにロック・ギターのリフと下世話なユーモアを加え、さまざまな音楽ジャンルを融合させた『ライセンス・トゥ・イル』から10年以上経て、この3人組(アド・ロック、アダム、マイク・D)は今もなお、ラン・D.M.C.風のオールドスクール仕込みのMCイングで飄々とプレイし続けている。
アルバム『ポールズ・ブティック』でサンプリングを多用した後、『チェック・ユア・ヘッド』、『イル・コミュニケーション』で原点回帰し、はたまた『ハロー・ナスティー』ではターンテーブルをふんだんにフィーチャー……など、彼らの音楽は常に発展し、変身を遂げる。けしてポップになることなく音楽チャートを賑せ続け、彼らの原点=パンク精神に基づいたような政治的問題にも熱心に取り組む姿勢を維持しているのだ。それは多くの人に敬服されるべきことだろう。彼らは自分たちの価値観でワックだと思うものにその太い中指を立て続けているのだ。
さらに、常にトレンドを先取りするビースティ・ボーイズは、大物グループのなかでもいち早くMP3技術を取り込み、自らプロモーション活動を行なってキャピタル・レコードの憤りの対象になるなど、思わずニヤリとしてしまうような武勇伝も数多く抱えている。
そんなビースティーズが04年、6枚目となるオリジナル・フル・アルバム『トゥ・ザ・5ボロウズ』をリリース。このアルバムは好チャート・アクションを獲得するとともに、オールドスクールに原点回帰したようなサウンド・プロダクションで昔ながらのファンを歓喜、さらに今となってはフレッシュに響くサウンドのためか、新たなファンも獲得した。このオールドスクーラーたちはまだまだシーンの一線から退く気はなさそうだ。

制作協力:
OKMusic

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