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The Neptunes

(ザ・ネプチューンズ)

00年代を代表するプロデューサー・デュオ、ネプチューンズ。アジア系のチャド・ヒューゴと、多彩な職種(レーベル<STAR TRAK>運営/ファルセットで歌うシンガー/ファッション・ブランドの運営など)を持つブラック=ファレル・ウィリアムズのふたりからなるティームだ。もともとニュー・ジャック・スウィングで有名なテディ・ライリーの門下生だった彼らは(かつてティンバランドとも同じ釜の飯を食っていたらしい)、N.O.R.E.「スーパーサグ」(98年)やミスティカル「シェイク・ヤ・アス」(00年)などのフューチャー・ファンク的風情の奇抜なヒップホップ・ビートを世間に示し、一気にその人気に火を灯した。ティンバランドやスウィズ・ビーツというヘンテコな音をクリエイトするプロデューサーたちが市民権を掌握し、聴き手の耳がヘンテコ・ビートに慣れてきた時に人気をかっさらっていった、というイメージだ。
ひと度彼らがポピュラリティを獲得すると、当然のごとく、その新鮮なポップ・ビートに多くのアーティストたちが食らいついた。それは05年現在まで途切れずに続く大した人気っぷりなわけだが、例えばジャスティン・ティンバーレイクやブリトニー・スピアーズ、マライア・キャリー〜スヌープ・ドッグ、バスタ・ライムズ、ジェイ・Z、ケリース、L.L.クール・J、バウ・ワウ、クリプス〜ベイビーフェイス、ビーニー・マン、宇多田ヒカル……って、彼らの恩恵を授かっているのは、今売れているヒップホップ/R&B/ポップ・アーティストのほぼ全員である(とは言いすぎだが)。そのことからも、彼らの影響力の凄まじさを窺えるだろう。
影の薄い、ファレルの幼なじみラッパー=シェイを迎えたトリオ編成グループ、N.E.R.D.名義でも活躍するネプチューンズ。彼らは自分たちの創造力がけして枯渇しないものであることを04年に示し出した。スヌープ・ドッグ「ドロップ・イット・ライク・イッツ・ホットは間違いなくエポック・メイキング曲であり、創造力が無限大であることのなによりもの証明である。

制作協力:
OKMusic

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