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ArturoToscanini

(アルトゥーロ・トスカニーニ)

今世紀の演奏史上でも「作品・楽譜に忠実な演奏」として特筆すべき存在の指揮者。彼の演奏は熱気に溢れ、集中度が高く、人を強く引きつける力を持っている。オペラにおいても、歌手ではなく指揮者が中心にあるべきだと強く主張し、アリアのアンコールは音楽の流れを中断させるとして拒否した。ヴェルディなどイタリア・オペラに定評があるが、ベートーヴェン、ワーグナーといったドイツ音楽も素晴らしい。
イタリアのパルマ生まれ。パルマ音楽院でチェロと作曲を学び、チェリストとしてパルマ歌劇場やスカラ座などで演奏した。1886年ロッシ歌劇団のブラジル演奏旅行にチェリストとして同行していたが、指揮者が降板、急遽代理で指揮を行いデビューを飾る。彼は極度の近視であったため楽譜を(チェロ以外も)全て暗記しており、それを知っていた楽員たちが、突然の代理指揮者として彼を推薦した、という逸話が残っている。
同年イタリアでもデビューし、95年からトリノ王立歌劇場音楽監督、1898年からと1906年からの2度スカラ座音楽監督を歴任し、27年からはニューヨーク・フィルの常任指揮者に任命される。また、30年にはバイロイト音楽祭で指揮を行い、ドイツ人以外では初の快挙を成し遂げている。37年には彼のためのオーケストラとしてNBC交響楽団が組織され、54年まで指揮するが、57年ニューヨークにて逝去した。

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