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“天才ギター弾き”リッチー・ブラックモアは75年にディープ・パープルを脱退。その後、へヴィ・ロックの桃源郷を目指すべく結成したのが、この“キング・オブ・様式美”こと、レインボーだ。
76年リリースの2作目『虹を翔る覇者』は、ロニー・ジェイムス・ディオ(vo)、コージー・パウエル(dr)、リッチー・ブラックモア(g)というメタル・ゴッドたちのパワーが結集された金字塔である。パワフルかつテクニカル、メロディックかつドラマティック、そこには正統派HR/HMの魅力が凝縮されていた。そして78年、あまりに有名な『バビロンの城門』を世に送り出す。「ロング・リヴ・ロックンロール」「キル・ザ・キング」など、身震いするほどイカしたナンバーが揃う、この大傑作は、まさに“ヘヴィ・メタルの教科書”と言えよう。しかし、同78年にロニーが脱退。そして硬派メタル番長グラハム・ボネットを新ヴォーカリストとして迎え入れ、ポップ性が加味された『ダウン・トゥ・アース』を発表し、新境地へと踏み出していく。以降、メンバー・チェンジを繰り返しつつも、ポップ路線を突き進み、『アイ・サレンダー』や『闇からの一撃』など、大衆的HR/HMの名作を世に残した。
余談であるが、ディープ・パープル〜レインボーにおけるリッチーのギター・プレイを野球のピッチャーに喩えるなら、パープル期は直球勝負の力でねじ伏せるタイプ、そしてレインボー期は変化球/チェンジ・アップを取り混ぜた熟練の技巧派タイプと言えよう。

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