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Primal Scream

(プライマル・スクリーム)

リアリティとリアリズム、日常と非日常。それぞれの間には分厚い壁がしっかりと横たわっていて、どちらからも侵攻の余地はない。しかし、プライマル・スクリームの性急な攻撃性の前では、そんな壁は無用の長物と化してしまう。
60年代のバーズを彷彿とさせるギター・ポップ・バンドとしてデビューして以来、ストゥージズ/MC5のようなガレージ、大傑作アルバム『スクリーマデリカ』でのアシッド・ハウス、メンフィス録音によるストーンズへの接近……など常に確信犯的にサウンド・スタイルを変え、それらすべてをアナーキーなパンク・スピリットと実験的ファンクネスで消化していく様は、全音楽シーンに爆弾を投下する爆撃機のようだ。
ボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤング、マーティン・ダフィーという4人に、97年の5thアルバム『バニシング・ポイント』からマニ(ex.ストーン・ローゼズ)が、00年の6thアルバム『エクスターミネーター』からケヴィン・シールズ(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)が加わり、最強のパンク・オーケストラとなったスクリーム・ギャング。彼らの繰り広げる邪悪なグルーヴを手なずけることは、もはや誰にもできない。

制作協力:
OKMusic

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