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64年から82年にかけて、あの腕をグルグル回す風車奏法で名を馳せたザ・フーのギタリスト、ピート・タウンゼンド。数々のシングル・ヒットの他に、『トミー』や『さらば青春の光』などのロック・オペラも彼の手によるものだ(『さらば青春の光』は60年代中頃のイギリスのモッズ・シーンに対する愛と憎しみをベースにした作品)。
タウンゼンドのダイナミックで過剰ぎみなギター・プレイは、元フェイセズのベーシスト、ロニー・レインとのコラボレイト・アルバム『ラフ・ミックス』を発表した76年頃からブルースやルーツ・ロック色を増し、南部テイストの素朴な味わいを持つようになった。
また、彼の初のコマーシャリズムを意識したソロ・アルバムといえば(72年リリースの『フー・ケイム・ファースト』はエキセントリックすぎて、シーンの主流には向かなかった)80年の『エンプティ・グラス』で、シングル・カットした「Let My Love Open the Door」はNo.1ヒットも記録。しかし、その2年後に発表された『チャイニーズ・アイズ』(アルバム・ラストを飾る「スリット・スカート」は、おそらくタウンゼンド作品の中でも最も感動的な曲だ)は惜しくも過小評価に終わってしまった。
——ザ・フーの再結成ツアー、地道なソロ活動、そしてブロードウェイでの『トミー』の大成功が、この伝説のイギリス人の過去15年間を彩っている。

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