> Paul Potts

Paul Potts

(ポール・ポッツ)

その歌声がテレビから流れた瞬間、人々は言葉を失った——。

きっかけは07年に放送された英人気オーディション番組『Britain’s Got Talent』。お世辞にもかっこいいとは言えない容姿のポール・ポッツは、自信なさげな様子で「オペラを歌います」と言って審査員をあきれさせたが、そのなめらかで繊細な歌声が流れた瞬間、人々は彼に釘付けとなった。その模様はアメリカでも大きく取り上げられ、世界中に知られることに。かくして、彼は一夜にしてスーパースターとなったのである。
その男、ポール・ポッツは英西部ブリストル出身。いわゆる“いじめられっ子”だったが、聖歌隊で歌と出会い本格的に勉強を開始。オペラ歌手になることを夢見たが、容姿に自身が持てず普通の大学に進学し市議員になった。だが歌への情熱は冷めず、アマチュアのオペラ劇団でトレーニングを続け、99年にはテレビ番組に出演し賞金を獲得、イタリアに留学。だがその後事故に遭い、長期の入院生活でやむなく議員を辞職するとともに莫大な治療費を背負ったため音楽活動を封印。生活のため職を転々とし、オーディション時は携帯電話のセールスマンをしていたという。07年のデビュー・アルバム『ワン・チャンス』はもちろん世界的大ヒットを記録している。08年にはなぜか『龍角散ダイレクト』のCMに出演したほか、ハリウッドで彼の半生を映画化することも決定するなど、ポール・ポッツ・ブームはまだまだ続く模様である。

制作協力:
OKMusic

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