Pam Hallの記事・ニュース・画像一覧

ジャマイカの音楽一家に生まれたパム・ホールは、すでにシンガーとして活動していた兄レイモンドや、姉オードリーのバック・コーラスとして、そのキャリアをスタートさせた。ソロとしてのデビューは、76年にティンガ・スチュワートと組んだシングル「You Should Never Do That」。その後、いくつかシングルをリリースするも、ビッグ・セールスには達せず、ソロとしての成功を望みながら、ピーター・トッシュやデニス・ブラウンらトップ・シンガーのバック・コーラスに明け暮れる日々が続いた。
しかし、そんな毎日に別れを告げたのが、94年リリースの「Missing You Baby」の成功。そして、ホイットニー・ヒューストンのヒット作にインスパイアされたシングル「I Will Always Love You」がレゲエ・チャートを席捲する空前のヒットとなったのだ。続いて、マイケル・ジャクソンのカヴァー「You Are Not Alone」もマッシヴ・ヒットを記録し、ついには"ラヴァーズの女王"という称号を手に入れたパム・ホール。ステージ活動も精力的にこなし、アイ・スリーズでジュディ・モワットの代役をこなす一方、ジギー・マーリィらとも共演。フージーズによるボブ・マーリィのカヴァー「No Woman No Cry」のリミックスではバック・コーラスをオファーされた。
96年には日本で多くのレゲエ・アーティストと共演、トニ・ブラクストンのカヴァー「Unbreak My Heart」を含むアルバム『Magic』もリリースし、ワールドワイドな成功を収めている。