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1930年10月にハバナのカヨ・ウエソ地区に生まれたオマーラ・ポルトゥオンドは、その情熱的で感動的な歌声で、世界中の聴衆たちを半世紀以上にわたって魅了し続けてきた。
そのスタイルは、キューバ版ボサ・ノヴァにアメリカのジャズの味わいを加えた"フィーリン"と呼ばれるもので、彼女は「フィーリンの恋人」として多くのキューバ人の記憶の中に残ることになる。
コーラス・グループ"ラス・ダイーダ"の一員として15年間活動し、後にソロとして活躍——共産圏を中心に世界中をツアーし、フランスや日本でも歌った。
ライ・クーダーと初めて出会ったのは1995年のこと。翌年、ライがブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(BVSC)の録音で再びキューバを訪れた際、オマーラも偶然にエグレム・スタジオに居合わせ、彼の誘いでアルバム『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』に参加した。以降、オマーラはアムステルダムとニューヨークでの伝説的なBVSCの演奏に加わり、イブライム・フェレールのアルバムにも参加、シリーズ第3弾として自身のアルバム『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・プレゼンツ・オマーラ/オマーラ・ポルトゥオンド』も発表した。
オマーラは今も、ハバナのマレコン通りに建つ海を一望できる高層アパートに住み、キューバの長い孤立を打ち破って世界の広い舞台に飛び出した、偉大な歌姫の1人として活躍しつづけている。

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