奥井雅美の記事・ニュース・画像一覧

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アニメ・シンガーといえば、ヒーロー絶叫型か魔法少女プリティ型がひと昔前のイメージだが、主体的にアニメ・ソングと関わりつつ、ロック・サウンドやダンス・テイストを持ち込んだパイオニアが奥井雅美だ。
大阪出身。中学の頃は『スター誕生』に何度か応募するも予選落ち。高校時代は「退学覚悟で」ライヴハウスに通い(私立のお嬢様学校だった)、自らも年上の友人のバンドのキーボードとしてステージに立つ。その後、大学を中退して上京し、斉藤由貴/Wink/原田知世らのツアーにコーラスで参加。90年からは4年間、ユーミンのツアーでコーラス&バック・ダンサーを務めた。
アニメ・ソングとの関わりは、93年発売のデビュー曲「誰よりもずっと…」(OVA『ふぁんたじあ』主題歌)から。当初は「将来、孫に自慢できる」ぐらいの意識だったそうだが、4th「REINCARNATION」でロック・アレンジを取り入れ、自らの作詞・作曲やコーラス・アレンジも含めて、新しいスタイルのアニメ・ソング確立にまい進していく。
93年には、大人気声優・林原めぐみとのデュエットによる『スレイヤーズ』主題歌「Get along」がヒット。一気に人気を高めて、その後も「輪舞−revolution−」(『少女革命ウテナ』主題歌)、「only one,No.1」(『デ・ジ・キャラット』主題歌)など、コンスタントにヒットを飛ばし続けている。01年発売のアルバム『DEVOTION』はL.A.録音で、『遊戯王デュエルモンスターズ』主題歌ともなった「Shuffle」などでビリー・シーン/リッチー・コッツェン(MR.BIG)/スティーヴ・ルカサー(TOTO)らが参加。
ストレートにリキ入った作風は本人のキャラともはっきりシンクロし、「邪魔はさせない」といった男性的なフレーズも目立つ。ライヴは、普段おとなしい傾向のアニメ・ファンが一気にエネルギーを爆発させるかのように、すごい盛り上がりを見せる。 (斉藤貴志)