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4人の男達が複数のルーム・ランナーを駆使し、曲に合わせてトリッキーなダンスを披露するPVが<You Tube>で公開されるやいなや、宴会芸などで彼らの踊りを真似する人が続出。その映像がさらに<You Tube>にアップされ、さらにそれを観た人が「自分も……」と踊りに挑戦! ……といった具合に瞬く間にその存在が知れ渡ったのが、アメリカはシカゴ出身の男性4人組バンド、Ok Goだ。
彼らは02年に1stアルバム『OK GO』でデビュー。パワー・ポップとローファイを織り交ぜつつも、時折ピクシーズやカーズ、エリオット・スミスのようなけれん味のある表情も見せるサウンドで音楽誌などでは高く評価されていた。そして05年に2ndアルバム『OH NO』を発表。よりキャッチーでメロディアスになったサウンドを象徴するかのように、彼らはアルバムからのシングル曲「A Million Ways」のヴィデオ・クリップで全員楽器を置き、ダンサー顔負けの素晴らしいパフォーマンスを披露した。これが前述の<You Tube>にアップされムーヴメントとなってゆくことに。さらに彼らは、ネクスト・シングル「Here It Goes Again」で8台のルームランナーを使い体操選手も真っ青のパフォーマンスを披露! こちらも好評の内に迎えられ、<YouTube>が主催する「YouTube 2006 Video Awards」のMost Creative賞に輝くほどの人気を得た。
動画を視聴すればわかるが、そのクリエイティヴィティ溢れるダンスだけじゃなく、楽しさが凝縮された、これぞパワー・ポップと呼ぶべき明るい楽曲との相乗効果が万人の支持を得たのだろう。彼らの快進撃はまだまだ続くものと思われる。