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泣く子も黙る御大ポール・ウェラーのモッド遺伝子継承者、オーシャン・カラー・シーン。———90年にリリースされたシングル「スウェイ」でデビューを果たし、92年にはアルバム『ブルー・ディープ・オーシャン』をリリース。青春真っ盛りとばかりに若さ溢れるフット・ワークでインディ・ダンス・チューンを繰り広げたが、プロデューサーの度重なる交代や、レコード会社からの契約破棄とのっけから苦難の連続に見舞われる。
そんななか、ウェラー翁が自身のバック・バンドにスティーヴ・クラドック(g)を起用しOCSに一筋の光を投げかけた。
このころから彼らのモッズ指向が強くなり、96年に発表した2ndアルバム『モーズリー・ショールズ』では1stでの青臭さが一転、ダンディズム満載の「渋い男」に開眼。「カーティス・メイフィールドのソウルに憑依されながら、スモール・フェイセズのモッズ・サウンドに敬礼」的なスタイルが絶大な支持を得て、シーンに確固たる地位を築いた。
ソウルフルなグルーヴと甘いメロディ、そしてそこに息を吹き込む激渋ヴォイス。一見古臭いスタイルを精悍な雰囲気で押し切るさまは、常に"モダーンズ"然とした彼らの生き方をそのまま物語ってるといえる。

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