OASISの記事・ニュース・画像一覧

(14件)

「マンチェスターの傍若無人・ギャラガー兄弟、世界を巻き込んで常に大喧嘩!?」——オアシスにキャッチフレーズをつけるとしたら、こんな感じだろうか。
94年にシングル「スーパーソニック」でデビューして以来、リアム(vo)とノエル(g&vo)兄弟の名がメディアを駆け巡ったことは数知れない。大仰な態度と問題発言、そして暴力沙汰の数々——。その「おいらはロック・スターなんだ」と大手を振って闊歩するさまは、愛情すら湧いてくるほど無邪気で潔さに満ちている。そして、彼らのサウンドから感じられるのも、そういったストレートな情動なのである。“ビートルズ好き”を公言している通り、綿々と受け継がれてきたUKロックのダイナミズムをまんまと踏襲。ノエルの美メロ炸裂のソングライティングと、リアムの攻撃的なまでに聴く者を圧倒するヴォーカルが、まさにノー・ガードで殴り合いながら「リヴ・フォーエヴァー」や「ワンダーウォール」といった珠玉の名曲を世に送り出してきたのだ。
94年の鮮烈なデビュー・アルバム『オアシス』(原題『DEFINITELY MAYBE』)、ノエルのソング・ライティングがより洗練され、アメリカでも大ヒットを記録した95年の『モーニング・グローリー』。彼らはこの2枚の名盤でUKロックの王座を不動のものにした。
その後も、より壮大さを増した『ビィ・ヒア・ナウ』(97年)、サンプリングの導入やサイケデリックへの接近も果たした4thアルバム『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』(00年)、02年にはリアムのソングライティングも随所に堪能できる5thアルバム『ヒーザン・ケミストリー』、6th『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』(05年)とリリース、2008年に7枚目のアルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル』リリース時で全世界で通算5000万枚を越えるセールスを記録。
名実共に「現代のビートルズ」と賞されるようになったオアシスだが、2009年8月28日長年兄弟間で確執があったというノエル・ギャラガーが脱退声明を発表し結成18年目に遂にバンドを離脱。今後ソロ活動を本格的に開始するといわれているノエルを始めメンバーのソロ作が発表されるとの噂もあり今後のメンバー達の活動も気になるところだ。

リアム・ギャラガーが掴んだ“自分の在り処”

映画『リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ』で描かれる、稀代のシンガーの再生 音楽で掴んだ“自分自身の在り処”とは

「リアム・ギャラガー、兄ノエルにOasisの再結成をSNSで打診」ーーそんなニュースが入ってきたのは、今年の3月のことだった。コ…

ドラン映画と名曲たちの親和性

The Verve、Oasis、アデル......稀代の名曲とドラン映画の親和性とは 『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』を観て

音楽によって、映画の感動が増幅されることがある。  最近で言うと『ジョジョ・ラビット』(タイカ・ワイティティ監督:2019年)…

ミト×岩里祐穂の“楽曲への向き合い方”

ミト×岩里祐穂が語り合う“楽曲への向き合い方” 「ちょっとした発想で世界がひっくり返る歌詞を」

クラムボンのミトと、音楽に携わる様々な“玄人”とのディープな対話を届ける対談連載『アジテーター・トークス』。今回は、対談集『作詞…

スーパーカーが後続に与えた影響

チャットモンチーからゆるふわギャングまで スーパーカーが後続に与えた影響を振り返る

 スーパーカーのデビュー20周年を記念したオールタイムベスト『PERMAFROST』が4月25日に発売された。解散から1…