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My Bloody Valentine

(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)

フィード・バック・ノイズの嵐と浮遊感漂うメロディを育み、シーンに強烈なサイケデリアの種を蒔いたマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン。
ケヴィン・シールズ(vo&g)という希代のマッド・アーティストが進化させつづけたサウンドは、ソニック・ユースの影響を感じさせながらドラマチックな幻影を見せ、80年代後半からUKシーンを震撼し、多くのフォロアーを生んだ。圧倒的なギター・ノイズとシールズ&ビリンダ・ブッチャー(vo&g)の麗しくも狂気を顕現したようなコーラス・ワークが生み出す危ういまでのバランス感覚——聴き手はただただ息を呑み快楽の渦に引き込まれていくのである。
『Isn’t Anything』(88年)と『Loveless』(91年)という傑作アルバムを世に送り出したあと、バンドとして表立った行動は皆無である(シールズはプライマル・スクリームに参加したりしてるが)。このままそのサウンドともども幻想的な伝説として終わるのか、新たな音世界を現出するのか……今後の動向が気になるところだ。

制作協力:
OKMusic

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