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コシミハル

(コシミハル)

78年に”ピアノ弾き語り”スタイルのシンガー・ソングライターとしてデビューした越美晴(当時)。当初は見え方こそアイドルちっくであったが、1stアルバム『おもちゃ箱 第1幕』にして全作詞作曲を手がけ、AORに接近した良質なポップ・センスを披露した真の実力派である。アレンジャーに矢野誠、山下達郎、吉田美奈子、坂本龍一が参加していたことからも、当時のスタッフの期待のほどがわかろうというもの。特にヒット・チャートを賑わせた「ラブ・ステップ」は、ボッサ・ロックにオペラ的な歌唱と大胆なストリングス・アレンジを加えた、実に斬新な名歌謡ポップスだ。80年代に入ってからはシンセサイザーの多重録音に傾倒し、YENレーベルで活動開始。テレックスのサポートのもとヨーロッパ・ツアーを行うなど、テクノ・ポップの女王ぶりを発揮していった。
長いアーティスト活動歴のなか音楽性は幾度も変化をみせているものの、鋼がしなるような高音域の歌声、ファッションと音楽をワンセットにした美的感覚は常に一貫されている。その真骨頂ともいえるアルバム『BOY SOPRANO』(85年)、また細野晴臣とのユニットF.O.E.、swing slowの一連の作品は必聴だ。

制作協力:
OKMusic

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