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マイティ・ジョー・ヤングは、一般的にはそれほど知られていない存在だが、ブルース界の巨人のひとりである。ブルースマンとして早い時期からシカゴのノース・サイドで演奏をはじめた彼は、ジミ・ヘンドリックスやバディ・ガイにとって先駆者的なプレイヤーといえる。エレクトリック・ギターから甘い感じをたたえた太いトーンを弾き出し、厚く構築した音の壁をバックに正確なフレーズを弾くことを好んだ。そして、しばしばブルースの枠を超え、変則的なフレーズを弾いたり、目にも止まらないほど速いプレイを聴かせたりした。ヤングの力強いヴォーカルとギターがピアノ、ベース、ドラム(時にホーン・セクションを効果的に使うこともあった)による強固なリズム・セクションをリードし、スローなシャッフルからアップテンポのホットな曲まで、どんなタイプのサウンドもこなした。マディ・ウォーターズのような大物と比較すると知名度には欠けていたが、ブルース界におけるヤングの影響力の強さは軽視することはできない。ちなみに、60年代にジミ・ヘンドリックスはヤングの「ロック・ミー・ベイビー」を取り上げてヒットを放っている。

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