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84年のラズル(dr)の事故死により、わずか数年でその活動の幕を閉じたハノイ・ロックス。グラマラスで華のあるルックス、キャッチーなメロを擁したパンキッシュなR&Rサウンドが与えた強烈なインパクト、そこに悲劇的なストーリーが加わったことで半ば伝説化したこのバンドのフロントマンだったのが彼、マイケル・モンローだ。
85年のバンド解散後、ジョニー・サンダースのアルバム『Que Sera Sera』や反アパルトヘイトのプロジェクトのレコーディングなどに参加。その後87年には1stソロ・アルバム『Nights are So Long』を制作したが、契約上のトラブルによるプロモーション不足でセールス的にはパッとしなかった。しかし本作を機にメジャーと契約し、89年のソロ・デビュー・アルバム『Not Fakin'It』のリリースにこぎつける。
90年に入ってからはスティーヴ・スティーヴンスと組むが、音楽性のズレもあって決別。本人の意志とは別にメーカーがセッティングしたメタル系大物プロデューサーと作業を続け、不本意ながら92年にJERSALEM SLIMとしてアルバムを出す。その後はガンズ・アンド・ローゼズらとのセッション、『GLAM,TRASH,PUNK』と題した企画もののクラブ・イベントでジョーイ・ラモーンやスキッド・ロウのセバスチャン・バック、リトル・スティーヴンらと共演しつつ次なる動きに向け人脈を拡げ、デモリション23.を結成した。
だが、このバンド解散後、マイケルはN.Y.からフィンランドに戻ってしまう。96年にそこで制作されたアルバムでは、ごく親しい仲間たちと、彼の原点であるダムドやMC5のカヴァーなどを演っており、ミュージック・ビジネスのしがらみや人間関係から解放され自由に音楽を楽しみたい、という彼の願いが窺える。
その後もソロでコンスタントに活動を続けていたが、02年、実に17年ぶりにハノイ・ロックスを再始動させた。

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