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Mavis Staples

(メイヴィス・ステイプルズ)

メイヴィス・ステイプルズをリード・シンガーに迎えていなかったら、私たちが知っているステイプル・シンガーズとはずいぶん違ったものになっていたハズだ(当たり前だけど)。しかし、なぜか彼女の実力や存在感はあまり正当な評価を受けてこなかったように思う。
69年、<VOLT>に最初のソロ作品を吹き込んだメイヴィスは、79年にはディスコ・ライクな楽曲にも果敢に挑戦、84年にはエレクトロニック・ポップをも取り入れているが、やはり本質はソウル音楽にあるといえる。彼女の声はテナーとメゾ・ソプラノの中間に位置するユニークなものであり、トーンをさまざまに変化させながら完璧な技巧を披露する。そしてなおかつ、情熱や繊細な感情、心の機微といったものを最大限に表現するのである。そういう彼女の声が最も輝くのは、やはりステイプル・シンガーズのようなカントリー・ソウルを歌っている時だといえる。……と、04年に発表されたアルバム『ハヴ・ア・リトル・フェイス』を聴き、改めて実感するのである。

制作協力:
OKMusic

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