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Maurizio

(マウリツィオ)

Maurizioは、80年代のジャーマン・ニューウェイヴ全盛期に絶大な人気を誇ったパレ・シャンブルグにおいて、ホルガー・ヒラー、トーマス・フェルマンらと活動を共にしていたマウリツィオ・フォン・オズワルドである。
彼はグループ脱退後、しばらくシーンから遠ざかっていたが、92年にトーマス・フェルマンとのユニット”3MB”を結成。ホアン・アトキンス/ブレイク・バクスター/エディ・フラッシン・フォークスとコラボレーションを行い、<Tresor>レーベルを介してデトロイト・テクノ・シーンとも交流を深めた。また、こうした表立った活動の傍ら、Maurizio名義の12インチ・シングル「Ploy」(93年)を発表。新たなプロジェクト/レーベルとして<Basic Channel>を密かに発足させた。そして、その第一弾となる「cyrus-enforcement/mills mix/recall」(93年)をリリース。まったく同じフレーズが執拗に繰り返される奇怪なミニマル・サウンドは、当時のテクノ・シーンに大きな衝撃を与える。と同時に、この作品には”mills mix”が収録されていたことから、当初はジェフ・ミルズによる新たなレーベルとの誤解を招いた。——その後、12枚の傑作を発表した<Basic Channel>は、レーベル<Chain Reaction><Main Street><Burial Mix><Rhythm&Sound>へと移行。近年は、ジャマイカン・ダブ/ガラージ・ハウスへの大胆なアプローチをみせている。
オズワルドの果敢な実験精神は、ニューウェイヴ時代から現在まで脈々と息づいているのだ。

制作協力:
OKMusic

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