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Martin Atkins

(マーティン・アトキンス)

59年英国コヴェントリー生まれのマーティン・アトキンスが一般に知られるようになったのは、ジョン・ライドンがセックス・ピストルズ脱退後に組んだ新グループ、パブリック・イメージ・リミテッド(PIL)にドラマーとして参加してからだろう。PILのリズム・オリエンテッドなアプローチにおいて当然のようにアトキンスは重要な役割を果たした。
PIL脱退後は90年に自らのグループ、ピッグフェイスを結成。インダストリアル的なアプローチの作品を送り出す。そのかたわらキリング・ジョーク、ナイン・インチ・ネイルズといったバンドでプレイしながら、92年にはキリング・ジョークのメンバーであるジョーディー、ポール・レイヴン、ポール・ファーガスンの3人とマダー・インクを結成。これはアルバム1枚で解散するが、その後はピッグフェイスと、自らの設立した<インヴィジブル・レコード>の運営、さらに散発的にさまざまなプロジェクトに参加するなど、オルタナティヴ/インダストリアルのフィールドで八面六臂の活躍ぶりを示している。98年には、元PILの同僚だったジャー・ウーブル、元キリング・ジョークのジョーディー、さらに元リヴォルティング・コックスのクリス・コネリーらとダメイジ・マニュアルを結成、00年にアルバムを1枚発表している。
マーティン・アトキンスの功績は、職人ミュージシャンとしての実績もさることながら、<インヴィジブル・レコード>の設立・運営にもある。ピッグフェイスやマーダー・インクのほか、テスト・デパートメント、サイキックTV、スワンズ、スコーン、PIG、フィータス、コントーションズ/ジェイムズ・チャンスなど、ノイズ〜インダストリアル、ニュー・ウェイヴ/オルタナティヴを中心に先鋭的かつ前衛的なアーティストに発表の場を提供し、シーンの底上げに貢献した実績は大きい。 (小野島 大)

制作協力:
OKMusic

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