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Mario

(マリオ)

02年に放ったシングル「ジャスト・ア・フレンド2002」(ビズ・マーキー曲のカヴァーだ!)で多くの聴き手のハートをわし掴み、その勢いのままリリースしたデビュー・アルバム『マリオ』が大きなチャート・アクションを見せた、クリクリとした目がチャーム・ポイントの美男子、マリオ。しかし言えるのは、そのアルバムを発売したマリオは、まだB2Kらと並ぶ“ティーンズ・アイドル”の域を出ていなかった、ということ。幾ら鳴り物入りでデビューしたからとはいえ、当時の彼は弱冠15歳の少年だったのだ。
それから3年の月日が流れ、18歳になったマリオは大きく変貌を遂げた。05年に放った『ターニング・ポイント』で彼は“ティーンズ・アイドル”というパブリック・イメージを払拭するほどの、アダルトで情緒感に富んだヴォーカリゼーションやヴァリエーションの豊かなリリック観を世界中に見せつけたのである。まさに“ターニング・ポイント”と言える内容だ。
しかし誰が予想しただろう? 04年にアッシャーがリル・ジョンらとガッチリ組んでリリースした初のクランク&B曲「イエー!」が、空前のヒットを記録したのは記憶に新しい。だが、マリオのアルバムからの先行シングル「レット・ミー・ラヴ・ユー」が、そのヒット・チャート連続記録を猛追するほどの、ビルボード・ヒット・チャート9週連続No.1という驚愕ヒットをレコードしたのである。そのヒットにマリオを“ネクスト・アッシャー”と評する声も次第に大きくなってきたわけだ(とはいえ、アッシャーもまだ20代半ばだけど)。マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、サム・クックなどのソウル・ジャイアントたちを敬愛するというマリオ。この2ndアルバムを機に彼も先達たちと同じ“伝説への道”を突き進むことになるだろう。もちろん、ザ・ルーツやドクター・ドレーなどの周辺でプロデュース手腕を磨き、その「レット・ミー・ラヴ・ユー」などで一躍スター・プロデューサーの仲間入りを果たしたスコット・ストーチの動向も、今後気になるところだ。

制作協力:
OKMusic

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