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Maria Callas

(マリア・カラス)

戦後、もっとも傑出したオペラ歌手。極めて深く豊かな感情と性格の表現を聴かせ、歌とドラマを緊密に融合させることに成功した歌手と言われる。20世紀におけるイタリア・オペラのあり方に大きな変化をもたらした。
ニューヨークで、ギリシャ系移民の子として誕生。13歳の時、故国ギリシャへ戻り、アテネ音楽院で学ぶ。翌年サントゥッツァでオペラ・デビューし、大戦中はアテネで活躍していた。47年イタリアのヴェローナ音楽祭で一躍脚光を集めてもなお研鑽を積み、ワーグナー作品のドラマティックな役、ベルカント・オペラの主役という両方の分野の第一線で活躍する歌手へと成長を遂げる。50年のミラノ・スカラ座デビュー以降は彼女の全盛期となり、ロッシーニ/ドニゼッティ/ベッリーニなどの19世紀初頭の埋もれたオペラ作品を現代によみがえらせることに貢献し、またマクベス夫人やトスカなどもそれまでにない生命感を全身で表現する凄まじいまでの才能を見せつけた。
本来メゾ・ソプラノに近い彼女の声は、「作られたソプラノ」と言われている。もともとのソプラノ歌手にはない、独特の声質もまた魅力のひとつ。彼女の膨大な数にのぼる録音の数々は、死後20年以上経つ現在でも高く評価され続けている。

制作協力:
OKMusic

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