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63年、リオ・デ・ジャネイロ生まれのパーカッショニスト。ここ何年かのブラジル音楽の主要アルバムには、必ずと言っていいほどクレジットされているシーンの立役者だ。10代の頃はレッド・ツェッペリンやジミ・ヘンドリックスを愛するロック少年だったが、リオのサンバに開眼し、パンデイロ(ブラジルの伝統楽器。リオのカーニバルで主役となる革張りのタンバリン)の魅力に夢中になっていったという。
典型的なリオの楽器を駆使しながら、アフリカへの憧憬を込めた2ndアルバム『FLASH』(00年)は、アフロ・ブラジル音楽の未来を示唆する作品として高い評価を獲得。また、マルコスの手にかかると、どんなに小さな打楽器でも驚くほどのグルーヴを生み出し、サウンド自体に素晴らしい躍動感がみなぎるのだ。——自身のルーツと母国のリズムを心から愛しつつ、常に新機軸を見出す彼(過去の作品について話すのを極端に嫌がるというエピソードも)は、今後のブラジル音楽に強烈なオリジナリティを与えていくだろう。
ちなみに参加アルバムは、マリーザ・モンチ、パウリーニョ・モスカ、メストリ・アンブロージオ、宮沢和史などなど……軽く200を超えるというから驚き。

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